おうちモンテ・豆のあけわたし、持ち手があるもので注ぐ

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おうちモンテ・豆のあけわたし、持ち手があるもので注ぐ

日常生活の練習でおそらく代表的なお仕事、あけわたしです。豆じゃなくて、例えばシリアルとかパスタとかお米でも良いと思いますが、豆だと違うサイズのものを入手しやすいので豆にしています。

カテゴリー

日常生活の練習

年齢

2歳から3歳

目的

  • ものを注ぐことができるようになる練習
  • こぼれた豆を拾うときに指の練習になる

前提となるお仕事

なし

使用する教具

  • 持ち手があるピッチャー
  • いろいろなサイズの豆

モンテッソーリでは、教具はなるべく「本物」を使うべきと言われていると思います。マミィもそれに共感して、最初は下の画像のようなガラスの容量500mlのピッチャーを2つ購入しました。

落としたら割れてしまうので、サイが取り組んでいるときには、かなり慎重に見守っていました。ですが、最後に教具を棚にしまうとき、まだ2歳9ヶ月だったサイはトレイを水平に保つのも難しくフラフラしており、ピッチャーが棚に当たって床に落ち、粉々に割れてしまいました。粉々になったガラスの破片は部屋中どころか部屋の外の廊下、階段まで散らばってしまい、とっても危険な状態になってしまいました。

それ以来、マミィはたとえ「本物」のガラスを使うのが大事でも、安全にこしたことはないと、プラスチックのピッチャーを使うことにしました。サイズも小さめで軽いです。

豆のあけうつし用のピッチャーの画像

豆のあけうつし用のピッチャー(プラスチック製)

ちなみに参考までに、ガラスの500mlのピッチャーは2歳9ヶ月のサイにはちょっと大きくて重すぎるように感じました。最初は250mlぐらいのものから始めたほうが良いかもしれません。

豆は、最初は大豆で始めたのですが、下のサイが実際に取り組んでいる動画をみていただいても分かるように、この大豆、こぼしてしまうと四方八方に散らばっていきます。そのため、最初は平べったい大きめな豆からやれば良かったなと後から反省して、別の種類の豆を購入しました。

いろいろなサイズの豆の画像

いろいろなサイズの豆

取り組み方

エクササイズ1:最初は一番大きなサイズの豆を使います。豆が入っている右のピッチャーを両手で持ち上げ(持ち方・提示の詳細は下の動画を参考にしてください)、左の空のピッチャーに豆を移し替えます。左の空のピッチャーはトレイの上に置いたままです。できたら今度は左のピッチャーから右のピッチャーに豆を移し替えます。

豆のあけうつしの画像

豆のあけうつし

エクササイズ2:豆が入っているピッチャーを右手に、空のピッチャーを左手に持って、ピッチャーが宙に浮いている状態(トレイの上に置かれていない状態)で、豆を移し替える。

エクササイズ3:豆のサイズが小さいもので同様に繰り返す。

提示の動画

この動画では金属製のピッチャーが使ってありますね。納得です。


実際のサイの様子

サイと初めて取り組んだ時の動画です。2歳9ヶ月のときです。思いっきりこぼしちゃってます。ガラスの500mlはやはり重いようで力加減をコントロールするのが難しそうです。


 

次の動画はサイが3歳8ヶ月のときです。小さめのプラスティックのピッチャーなので簡単そうです。豆のサイズを小さいものに変えてみました。


感想・コメント

このお仕事が、おそらくサイとマミィが初めておうちモンテとして取り組んだお仕事です。このあけうつしという行為は、どうやら2~3歳児にはたまらない面白みがあるようです。これをきっかけに、サイはトレイをテーブルに持ってきて座って作業することを楽しいと思うようになって、おうちモンテがスムーズに運べるようになりました。元々は巧緻性を向上させるための練習なんでしょうが、サイはこのお仕事を通じて、人の指示を聞いたりすることもできるようになりました。それだけでも万々歳です。

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