日本語の遅れが気になるときに家庭でできる取り組み

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日本語の遅れが気になるときに家庭でできる取り組み

サイは英語・日本語のバイリンガルです。バイリンガルの子を持つ親はどうしても言語の遅れが気になってしまうのではないかと思います。サイとマミィは日本に住んでいて保育園も一般的な日本語の保育園に通っているので、他の子たちと比べるとどうしても日本語が遅れているような気がしていました。

マミィは専門家でもなんでもないのでただの感覚的なお話になるのですが、バイリンガルの子がそれぞれの言語がすこ〜し遅れてしまうのは仕方がないと思っています。単純に言うとそれぞれの言語のインプット・アウトプットの量は減ってしまうわけですからね。

でも、それは言語を学ぶ能力がないわけではなく、ただ単にインプット・アウトプットの量が足りないだけなので、時が経てば自然に学べるものだと思っています。そしてだんだんと遅れも取り戻せると思います。

それなら、多少の遅れがあっても気にしないのが一番良い方法じゃないかと思うかもしれませんが、そこは親というもの、なかなか簡単に割り切ることができません。ほんの少しの遅れでも気になるものですよね。マミィも気にすまいと思いながらもやはり気になっていました。

本来なら家でたくさん話しかけるとか絵本をたくさん読み聞かせるとかで済む話なのかもしれませんが、サイは保育園に行っているので平日はそうたくさん話す時間があるわけではないし、週末はダディに合わせて英語を話すので、何か効率よく日本語を話さなければいけないのかなと思いました。かといって、日常生活の中では、いつもだいたい同じ話になってしまって内容が偏っているんじゃないかと心配していました。

それでサイとマミィは、サイが3歳になるころに療育センターに行って言語聴覚士の先生に発達検査をしてもらい、結果は言語に関しては標準の範囲内の一番遅い側(約3ヶ月遅れ)だと言われました。あくまで標準の範囲内だし個人差があることだから心配しなくて良いとのことでしたが、それでも気になるようなら療育を月に一回受けてもいいとのことでしたので、月に一度療育センターに通って言語聴覚士の先生に言語に特化した療育(スピーチセラピー)をしてもらうことにしました。

スピーチセラピーはとても良いものだったのですが、なにぶん月に一回なので効果が見えにくく、他に家で何かできることはないかなと思って、いつも先生がやってくれている内容とよく似た教材を探しました。

そこで見つけたのが、言語教育用絵本教材とキディトレインです。すごくなが〜い前置きになってしまいましたが、今回はその二つを紹介します!

言語教育用絵本教材 ○歳児のことばシリーズ

最初にマミィが見つけたのがこちらの絵本教材です。この教材は言語の訓練のために作られたものなのでサイとマミィにはぴったりのものでした。

3歳児から6歳児までのシリーズです。

3歳児のことば

言語教育用絵本教材「3歳児のことば」

4歳児のことば

言語教育用絵本教材「4歳児のことば」

5歳児のことば

言語教育用絵本教材「5歳児のことば」

6歳児のことば

「6歳児のことば」

マミィ
マミィ

上記はAmazonへのリンクで紹介していますが、2021年1月現在、けっこう売り切れちゃっていますね。定価は4200円+税ぐらいです。中古品はすごく高くなったりしますのでお気をつけください。出版社の吉備人出版から直接購入ができるみたいなのでそちらを検討してみても良いかもしれませんね。

この絵本はミシン目があって切り取れるようになっていて、1枚目には絵が、2枚目には提示例や回答例が載っています。準備などは必要ないので簡単に取り組むことができます。

サイとマミィは寝る前の読み聞かせの時間に少しずつ練習していました。

幼児教材のキディトレイン(幼児知能教育教材)

キディトレインは別記事でもオススメしています。

超オススメ幼児教育・キディトレイン

上の絵本も良かったのですが、もっと遊びっぽくてたくさん会話ができる教材がないかと探していたところ見つけたのがキディトレインです。キディトレインはカード教材を使った幼児教育で、もともとは非認知能力を強化するための教材なんですが、この内容が療育センターでおこなってもらっていたスピーチセラピーにそっくりだったんです。これはいい!と思って始めました。これがサイとマミィには大ヒットで、結局年少・年中・年長とすべてのキディトレインに取り組みました。キディトレインから学んだ言葉はたくさんあると思います。

日本語の遅れはあまり気にせず、できることをやろう!

そうこうしながらもサイはもうすぐ6歳になります。日本語の遅れはまだ少しあるかもしれませんが、取り立てて気になるほどではなくなりました。

バイリンガルやトリリンガルは、それぞれの言語に少し遅れが出てしまうのは仕方がないのかなと思います。その場合はまずは検査などしてもらって言語の習得に問題がないことを確認したら、あとはあまり気にせずに、できる範囲で気休め程度でもいいので何かしら取り組んだらいいんじゃないかなと思います。安心感も出てきますしね。親が焦らないで子どもを信じてじっくり待ってあげることも大事なんだなと学んだ一件です。