4月から小学一年生、インターナショナルスクール、英語学童、ホームスクーリング、どれにしよう!?

SHARE

4月から小学一年生、インターナショナルスクール、英語学童、ホームスクーリング、どれにしよう!?

早いもので、サイは来年4月に小学生になります。今のところ公立の小学校に通う予定ですが、うちはいつ海外に移住することになるか分からないので、英語での教育も何かしらの形で受けさせたいものです。いろいろと悩んで最近はそれで頭がいっぱいなので、頭の整理も兼ねてその経緯をここに残しておこうと思います。

3つの選択肢

日本語と英語の両方の教育を受けてほしいというマミィの願いを叶えるには、考えられる選択肢は以下の3つでした。

  1. インターナショナルスクールに通わせて、日本語を家で教える
  2. 日本の公立小学校に通わせて、英語学童に通わせる
  3. 日本の公立小学校に通わせて、英語をホームスクーリングで教える

これらを一つずつ、考慮・検討していきます。

1. インターナショナルスクールに通わせて、日本語を家で教える

まずここの「インターナショナルスクール」についてですが、うちは経済的に余裕があるわけではないのでインド系のインターナショナルスクールで検討することにします。

東京のインド系インターナショナルスクールは私が知る限りでは以下の3校があります。

3つの学校の細かい比較は省略しますが、マミィにとってインド系インターナショナルスクールに通わせることの魅力を挙げます。

  • インドの教育はSTEM系が強そう。
  • 小学校から高校まで一貫教育なので中学入試・高校入試の心配をしなくて良い。
  • 英語の教育を家で教えるとなるとカリキュラムを一通り研究して何をどう教えるかを把握しないといけないのは大変なので、学校で一通り教えてくれると楽チン。
  • 同じく、日本語の教育は教材を入手するのが簡単だけど、英語の教材は入手するのも一苦労。
  • グローバルな視野を持てる。日本人独特の空気を読んで右に倣えの教育ではなく、一人一人の個性を尊重し、自分の意見を持つことを重視してくれそうなのでマイペースのサイには合いそう。
  • バスの送迎がついているので登下校が安心。
  • ボランティアはあるけど保護者会とかはなさそうなので、親同士の交流が少なそう。仮にあっても相手が外国人なのでマミィにとっては気楽。

次に、マミィにとってインド系インターナショナルスクールに通わせることの難点を挙げます。

  • 日本の教育システムから外れてしまうので、もし日本の大学に行きたくなったら大検を受けたり、帰国者枠でインターでも受けて入れくれる大学を探したりと、いろいろと大変そう。
  • 日本に住んでいるのに日本語に遅れがでそう。
  • 給食がないので毎日お弁当を作らないといけない!(よく調べていませんがUIAは給食があるかもしれないです。)
  • インド訛りがあると英語がとても聞き取りにくい。サイの英語にも多少の影響は出ると思われる。
  • 学費が高い!(これ一番重要)インターに行くと、他の習い事を諦める必要があるかも。
  • 体育の授業が充実していなさそう。(これもよく調べていませんが、校庭が無いようなところでは、どうしてもできることが限られているような気がします。)
  • インターに小学校から入るとなると入試がすでに難しそう。仮に合格してもそのあとついていくのがしばらくは大変そう。(たいていの子はキンダーから始めているので、サイの年齢ではすでに英語の読み書きがある程度できているようです。)
  • GIISを実際に見学してみて、予想以上にインドっぽくてビックリ。当然ですが先生・生徒にはインド人が多いし、生徒はサリーとか着て登校してる(めっちゃ可愛かったですが)。インターナショナルスクールというよりはインドスクールと言った方が良いのではないかと思うぐらい。
  • GIISとIISJに問い合わせをしたりしたけど、対応がイマイチ。GIISは遅いながらもちゃんと連絡をくれたが、IISJはメールやウェブサイトの問い合わせフォームには返事すらこないし、電話したら出るけどメールを送ってくれと言われて結局たらい回し。もしも通い始めたら、学校側はこういう対応なのかなぁと思うとちょっと不安。

だいたい以上でしょうか。こうしてみると難点のほうが多いですね。やっぱりこの選択肢はサイとマミィにとってはイマイチなのかなぁと思います。

2. 日本の公立小学校に通わせて、英語学童に通わせる

ここでの英語学童も何種類かあるのですがマミィが検討したのは以下の4校です。

Kids Up, Kids Duo, TGGはわりと似ていて、小学校まで送迎バスで迎えに行ってくれて、保育をしながら英語のアクティビティがあって、おやつがあって、帰りは自宅・または近くまでバスで送ってくれるといった感じです。英語のアクティビティは一応レベル分けはあるものの、日本人の小学生向けなのでそこまで高度な内容ではなさそうでした。それに対して、Learning Tree International Schoolは発想が少し違って、他校のように放課後の保育というよりは、放課後にもう一つの学校(インターナショナルスクール)に通うといったイメージのようです。

ここでもまたマミィが惹かれる点と心配している点を挙げてみます。まずは魅力から。

  • 学費がインターナショナルスクールに通わせるよりは安い。
  • 週に2日ぐらい通わせることにすれば、他の習い事をすることも時間的・費用的にぎりぎり可能。
  • 学校+学童でサイが家にいない時間が多いので、マミィの自由時間が増える。
  • 先生がアメリカ・カナダなどの出身の人が多い。
  • 夏休みや冬休みなども継続して学童に行けるので、マミィが仕事を続けやすい。
  • 英語のアクティビティが毎日いろいろあって楽しそう。工作や遊びの時間もあったり、ちょっとした運動も含まれているのは魅力的。
  • TGGはおやつが袋菓子ではなくてちゃんと業者が栄養を考えて作ったおやつらしい。家でおやつを用意しなくて良いのは楽チン。
  • 日本語教育も英語教育も外で受けてくることになるので、家でマミイが必死になって教える必要がない。

こうしてみると、マミィが助かることが多いように思いますね。では続けて難点を挙げてみます。

  • 学費が安いとは言え、けっこうな出費。
  • 実際に見学に行ったとき、小学生はみんな疲れ果てているように見えた。机に突っ伏して寝ている子も数人いた。英語学童は毎日いろんなアクティビティが詰め込んであるので心が休まることがないのかも。のんびり屋のサイには辛そう。
  • サイが家にいない時間が多いのはいいのだろうか、という不安。マミィの自由時間が増えるのは嬉しい反面、小学生の間ぐらいは家でのんびり過ごさせてあげたいし、まだまだ親子で過ごす時間を大切にしたい。
  • 英語学童のカリキュラムがしょぼい。アメリカの小学生が学ぶような内容を教えてほしいけど、おそらくそれについていける子供は少ないので、やはりどうしてもESL向けの学習内容になっていると思う。
  • Learning Tree International Schoolに関しては、アメリカの小学生が学ぶ内容を学習していてカリキュラムは充実しているが、その分授業っぽくなってしまうし週5日が基本なので、平日は朝から晩まで勉強することになってしまう。

う〜ん、どうでしょうね。項目としてはそう数があるわけではないですが、サイがしんどいのではないかというのが一番気になります。

3. 日本の公立小学校に通わせて、英語をホームスクーリングで教える

これは一番わかりやすい選択肢なのですが、一応検討してみます。まずは利点から。

  • なにより安い。公立小学校は授業料無料だし、英語ホームスクーリングにかかる費用は教材費のみ。これなら他の習い事もできる。
  • サイが家にいる時間が増える。今の保育園は16時にお迎えだけど、もっと早い時間に帰ってくることになる。ホームスクーリングの時間を短めに設定すれば、家でゆっくりする時間もできそう。
  • オンラインレッスンなど、何かしらの助けを借りるにしても、基本はマミィが教えることになるのでサイとマミィが関わる時間が増える。
  • サイは基本的に学童や塾のようなところに行くよりは、家でマミィに教えて欲しいと思っている。
  • ホームスクーリングなので周りを気にして焦ることなく、自分たちのペースで進めていくことができる。

続いてマイナス点を挙げてみます。

  • 英語の教育は基本的にマミィがすべて教えることになるのでカリキュラムの研究や教材の準備、スケジュールの調整などすべての段取りをしなくてはならない。
  • 夏休みなど長期休みにどうしたら良いのかわからない。
  • ホームスクーリングだと内容に漏れがきっと出てくる。
  • 自分たちのペースで進めていくので、ネイティブの小学生に比べると遅れが出てくる。
  • 英語を家で学ぶとは言え、学校でも家でも日本の文化に囲まれることになるので(ダディは仕事が忙しくてほとんど家にいないしね)、日本人くさい子になりそう(笑)。

で、どうする?

いろいろと悩んで検討してきましたが、ダディとも相談の上、3番の「日本の公立小学校に通わせて、英語をホームスクーリングで教える」でいくことに決めました。一番の決め手はやっぱり費用的な問題ですが、サイはバタバタ忙しいのは嫌いなので、精神的に辛くならずにすむのはこの3番なのかなと思います。英語教育はネイティブの子たちと比べるとどうしても遅れは出てしまうだろうから、いざ海外に移住したらしばらくは苦労することになるかもしれませんが、そうなったらその時また考えて頑張るしかないですね。