我が家は、父がイラン人なのでペルシア語が母国語、母は日本人なので当然日本語、そして夫婦の会話は英語となっていて、最初は息子に3カ国を教えようと張り切っていましたが、少し言語の遅れがみえたので、父は英語に専念することにし、今は英語と日本語のみ話しています。
ペルシア語を教えるべきか、教えないべきか、教えるときにはいつから教えるべきなのか・・・ずーっと悩んでいます。その辺りを少し考察してみます。
バイリンガルについて調べると、日本語の情報は否定的なものが多く、英語の情報は肯定的なものが多い
日本語でバイリンガルについて調べたりすると、否定的なウェブサイトやブログ記事が多いことに驚きます。一番多いのは、言語に遅れが出てしまうということ。これは確かに分からないでもないですが、極端なものは、どちらの言語も中途半端になり、そのせいで思考力まで劣ってしまったり、自分のアイデンティティを失うというものまでありますね。ただ、こういう情報源をよく見ると、記事を書いた人の主観的な意見や経験によるものが多く、あまり根拠や論理的な裏付けがないように思います。
一方、英語でバイリンガルについて調べると、メリットがたくさん紹介されています。2つの言語が話せるというだけではなく、思考力や問題解決能力があがる、とか世界観が広がる、とか。そしてそれらの説は言語学者が実証したものが多いように思います。
そのため、バイリンガルについては迷うことなく進めていきたいと私は思うんです。でははたしてトリリンガルも同じようにメリットがあると信じていって良いのでしょうか?
一人一言語の法則ってどれだけ大事?
よく言われるのが、「一人一言語」原則ですよね。たとえば、母は日本語のみで話し、父は英語のみで話す。ここで例えば母が時々英語を話したりすると子供は混乱してしまって良くないそうです。ここで私が疑問なのは、どれだけ良くないんでしょうか?
息子は平日昼間は保育園に行っているので、日本語の割合がかなり大きいです。そうすると父だけではなくて、私も時には英語を話すべきなのではないでしょうか?さらにここにペルシア語を入れるとなると、誰がどの割合で話せばいいの?謎は深まるばかりです。
マルチリンガル子育ての情報は少ない
最近は国際結婚も増えてきて、日本語と英語のバイリンガル子育ての情報はブログなどあちこちで見られるようになってきていますが、3カ国語以上のマルチリンガルについての情報はまだまだ少ないような気がします。
そんな中、私が見つけた唯一のマルチリンガルについてのウェブサイトはこちら。
トップページ(英語)Multilingual Children's Association
まだしっかりとは読んでいませんが、参考になる情報があるといいな〜と思っています。そして、こういう内容を相談できる機関があるといいのになぁと切に思います。